より よく 生きる

よりよく生きるために

より よく・檸檬仕事

実家には1本の檸檬の木がある。今の家に越してきて暫くして、母が庭に埋めたらしい。最初の数年はそこまで実ることもなかったのだが、数年前からは多くの檸檬がなり、母も私も職場で檸檬を配り歩いたものである。一人暮らしをするようになってからも、正月付近に実家に帰省した際は檸檬をいくつか持って帰ってくる。昨年はデイバッグの中身が全て檸檬の状態で帰宅したくらいだった。しかし、残念ながら今年の檸檬は不作だったらしい。花がついてすぐに強風の影響でおちてしまい、また日照りが強かったため、色が悪く、また傷が多かったらしい。

そんなわけで今年は5つだけ、檸檬を頂いて帰ってくることになった。綺麗なものを残しておいてくれたらしい。感謝である。昨年は檸檬シロップと塩レモンを作成したのだが、今年は使用用途の多い檸檬シロップのみ作成することにした。

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例年に比べると確かに傷が多く、小ぶりで、傷も多いようである。個人的にはそういった不揃いの食材の方が愛嬌があって好きである。f:id:yu1Set:20220110211820j:image

檸檬シロップを作成する前に必要なのが、瓶の煮沸消毒である。鍋で一緒に温め、5分程沸騰させる。粗熱があらかた取れたらキッチンペーパーに除菌スプレーを吹き付けて全体を拭く。

瓶の準備をしている間に檸檬の方も準備をする。檸檬全てを綺麗に水洗いする。市販されているものはワックスを落とす必要があるらしい。重曹などを用いて洗うとのこと。私の場合は実家で無農薬でなっているものなので、綺麗に水洗いするだけで事足りる。

檸檬の水気をキッチンペーパーでおとし、輪切りにする。そのついでに種も全部抜いておく。
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檸檬だけの重さは566g。これと同じ分の砂糖を準備する。我が家で使用しているのは三温糖であるので、今回はそのまま三温糖を使用して作成する。…それにしても、檸檬の輪切りはとても愛らしいと思うのだが、何故だろうか。どこかモダンでレトロで、均一でありながら不揃いなアンバランスさを秘めているというか…。とにかく好きである。

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瓶にまず砂糖を敷き詰め、その上に輪切りにした檸檬をのせる、それにさらに砂糖をかけ、檸檬をのせ…を繰り返し、最終的に砂糖で全体のふたをする。隙間という隙間に砂糖を詰め込む。

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瓶が小さすぎたらしい。3つでは足りなかったか…。いや、何とか…と詰め込む。

 

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液漏れ防止のために、ラップをした状態でふたをする。1日に1回混ぜて1~2週間くらい、砂糖が溶けきったら完成。

 

私は炭酸水や紅茶に入れて楽しんでいるのだが、市販の檸檬シロップよりも甘みが抑えられ、皮の苦みも相まって少しビターな檸檬シロップになる。さっぱりとした味を楽しむことができるので、毎年の楽しみとなった。

レモンシロップであれば購入したとしても数百円であるし、手間を考えてもそちらの方が断然いいのは百も承知だが、こうした季節の仕事はこれからも長く続けていきたい。実家の檸檬というのは、市販されているの〇〇産のものよりも、ブランドがあるのかもしれない。そして、それを自分でシロップにすることで愛着が生まれる。育てるような感覚だろうか。瓶は嵩をとるものではあるのだが、これからもこの瓶3つは置いておきたいものである。