より よく 生きる

よりよく生きるために

より よく・名古屋 再び

別段、心の病というわけではなく、毎年この2~3月にかけての時期になるとインプット・アウトレットがともに難しくなる。やる気が起きないと言うだけでなく、そもそも何も浮かばないのだから困ったもので。書こうと思い描いていたものはいくつもあるのにそれが文章にならないのだから、どうしようもない。4月になるとそれが少しずつ緩和してくる。そして5月くらいになるとハイモードになり、また初夏の頃少し休む。毎年、同じことを解っていながら繰り返しているのだ。それでいいと思っている節もある。

 

はてさて。そんな言い訳がましい前置きは置いておいて。まだコートが手放せない頃のある日。名古屋にまたもお邪魔した。今更ながらではあるのだが、記録として残しておこうと思う。

 

10年以上前の話。当時、将来を思い描いていた人と別れたばかりの5月か6月頃だったかに、一人で名古屋に訪れたことがある。いわゆる傷心旅行というものだ。たしか初日は関西から名古屋に移動し、2日目は名古屋城周辺を、そして3日目はノリタケの森へ。しかし残念ながら、その日は定休日(ちゃんと調べなかった私が悪い)。その日の夜には、次の目的地である東京にたつことになっていたので、あらためて伺うこともできず。随分とたってからのリベンジとなった。

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あの日は門の前で引き返したのだが、中はこんな風になっているらしい。煉瓦造りの建物と、テラス席と、噴水なんかもある。この日は天気もよく、風は寒いが日差しは暖かい。ベンチで周囲を見渡すのに、とても気持ちの良い空間だった。

ノリタケのSHOPの方にもお邪魔したのだが、買えないほど高い!というわけではなく、ちょっとした贅沢に買えるくらいの値段のものあったので、また機会があれば購入してみてもいいかもしれない。淡い水色やパステルピンクがとてつもなく可愛い。見ているだけで癒される…。まぁ、今のところは飲料系の食器類は足りているので、これらと仲良くしていこうと思う。

何故今更になってノリタケの森に訪れたのかというと、これをみたかったのだ。

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階段を上がると天井まで続く本棚。まるで美女と野獣の映画で、野獣がベルに図書室を披露したあのシーンのよう。

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ぎっしりと、天井まで本が連なる光景は、職場で毎日見ているというのに、どうしてこうも特別に見えるのだろうか。

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種明かしをすると、実はこの本棚、中に入っているのはフェイク本。たぶん箱のような構造になっているもの。そして上半分は鏡に反射しているだけなので、実際はこの半分の大きさということになる。図書館員としては地震対策などが気になるところではあるが、きっとこのフェイク本は棚に固定されているか、はめ込むかなどして簡単には動かないようになっているのだろう…と思っている。そうでなければ心配で仕方ない。

場所はイオンモール Nagoya Noritake Garden内の大型書店 TSUTAYA BOOKSTORE 則武新町

tsutaya.tsite.jp

お子さんと楽しめるSHOPをコンセプトにしているそうで、2階部分は児童書が充実しており、また関連ホビーなども多く品ぞろえしてあるので見ていて楽しい空間であった。

 

前回の名古屋旅行で気が付いたことなのだが。私は名古屋の味噌が口に合わないらしい。名古屋といえば…であるのに、残念でならない。最初はその店舗の味が…と思っていたのでいくつかまわってみたのだが、どこもかしこもダメだったのであきらめもついた。

私と違い、同行者の「旅の楽しみ」は「食」らしい。私は別段こだわりがないので食に関しては一任している。味噌関連の店でも良いのだが(味噌が使われていないサブ的なものを頼むので)、どうせなら食を楽しみたいらしい。味噌関係以外で、手軽に頂けて…で何かいい物はないだろうかと調べた結果、あんかけスパゲティを今回の旅の楽しみにしたらしい。

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あんかけスパゲティにハンバーグとエビフライを乗せたもの
頂いてみての感想は、まず美味しい。ただハンバーグとあったが、これはメンチカツでは…?これはそういうものなのだろうか?

麺は私好みの少し太めで噛み応えがしっかりあり、味もパンチが効いていてよかった。名古屋にはこれからも度々お邪魔するのに食べるものが…と思っていたが、これならぜひまた食べたい。ボリューミーなのもまた嬉しい。

 

そして今回の旅の主目的

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ゴッホ展 響き合う魂 ヘレーネとフィンセント

熱心な収集家であるヘレーネが集めたゴッホの作品を中心に構成された展示。ゴッホの初期の作品から、療養のため自ら病院に入院するがそこで描かれた作品にいたるまで、実に多くの作品が展示される。印象派が好きな人にはたまらない展示内容なのではないだろうか。

私はゴッホだ大好き!というわけではないのだが、原田マハさんの「たゆたえども沈まず」という小説を少しかじり、興味をもつにいたった。弟 テオ や、ゴーガンについてなど、もっと見識を深めたいと今回の展示をみておもった。

個人的に今回の展示で気に入ったのは「レストランの内部」というもの。ゴッホといえば「青」と「黄」の2色で構成されている印象だが、「レストランの内部」は全体がピンク色や華やかな色で輝いている。ゴッホもこういった作品を描いていたのか、と勉強になった。

あとはやはり今回の目玉である「夜のプロヴァンスの田舎道」。線の揺らぎはゴッホの心の揺らぎなのだろうか。そして背後に輝いているのは「月」と「星」なのか、それとも「太陽」と「月」なのか。ちなみに私は前者だと感じ、同行者は後者だった。答えはゴッホにしかわからないが、光が拡がっていく様子がとても美しく感じた。

 

そして2日目。
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安定の名古屋市科学館プラネタリウム。今回のテーマは私がどうしても聞きたかった「ダークマター」。正体がいまだ不明の謎物質をどう解説するのか、がとても気になっていたのだ。

天下のwikiさんでも「その正体は未だ不明」と表記がある。

暗黒物質(あんこくぶっしつ、英: dark matter、ダークマター)とは、天文学的現象を説明するために考えだされた「質量は持つが、光学的に直接観測できない」とされる、仮説上の物質である。"銀河系内に遍く存在する"、"物質とはほとんど相互作用しない"などといった想定がされており、間接的にその存在を示唆する観測事実は増えているものの、その正体は未だ不明である

ja.wikipedia.org

余談だが物質屋さんの とりあえずよくわからないものに暗黒とつけるところが、結構好きだったりする。

ダークマターについては、既に解っている「謎」を紹介していく感じで、謎は謎なのだが、とても興味深いお話だった。銀河のそのまた果て、銀河がまた大量に存在し…ともうそのレベルになると、何故自分は存在しているのだろうかと、謎の哲学まで考えてしまったので、そのあたりで思考は停止させることにした。

今回の収入は「冬のダイヤモンド」という言葉を覚えたこと。

www.science.pref.fukuoka.jp

ロマンティックで良き。星に関してはもっともっと基礎知識から勉強したい…!春の星座も、またチェックしたいと思う。

 

同行者の食のこだわり第二弾は「ひつまぶし」。名古屋から少々はなれ、津へ。

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私が頂いたのは「ひつまぶし」ではなく、もう1ワンサイズ小さい「ひめまぶし」。姫サイズでも結構だったので、ひつまぶしはなかなかに殿様サイズである。人生初のひつまぶしであるが、うなぎは何になっても美味らしい。ここ数年で丼・お重・ひつまぶしの3種を食べることができたので、嬉しく思う。

 

名古屋の行きたいところは今のところあらかた制覇したので、次はいつになるのか不明だが、またいつかお邪魔したと思う。