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映画・お買いもの中毒な私!

ミニマリストにオススメの映画というと、「ノマド」であったり、「365日のシンプルライフ」が挙げられることが多い印象がある。いくつかのまとめサイトを拝見してみても、この2作は安定といった感じであろうか。私も「ノマド」は未観だが近々観たいと思っている。「365日のシンプルライフ」は昨年観たのだが、冒頭のインパクトがかなり強い。開始15分で作品のほとんどの美味しいところを堪能できるといってもいいかもしれない。全体通しても面白かったが、ヘルシンキだったかを走る姿のインパクトが強すぎた(褒めている)。

いくつかのサイトを巡ってみたのが、お買いもの中毒を挙げている人はあまりいないらしい。今回は折角なので「お買いもの中毒な私!」についてネタバレを盛大に交えながら綴りたいと思う。

 

何時、何がきっかけて初めて観たのだったか、とんと思い出せない。一時期ツタヤレンタルでDVDを借りまくるという謎マイブームがあったのだが、その時観たのだろうか…はたまた。とりあえず、それくらい以前に観たわりに内容やタイトルをきちんと覚えていた作品。「プラダを着た悪魔」であったり、あの辺りの系統の映画と括ってしまってよいのだろうか。なんにせよ、全体通して可愛い。

 

主人公レベッカの両親は安くていい物が大好き。アンティークであったり、バザーであったり。小さいころから地味で素朴なものに囲まれてきた反動からか、レベッカは華やかなお買いものをやめることができない。クレジットカードを複数枚所有し、どれもこれも駆使している。当然、その支払いはとんでもない額になっているのだが、支払いは滞り、取り立て屋から連絡が毎日のようにくる始末。

そんな彼女の夢は一流ファッション誌で働くこと。しかし現実は、園芸雑誌の編集部だった。挙句、その園芸雑誌も廃刊することが決まり唯一の収入源が断たれてしまう。残ったのはとんでもない額の明細と、、クローゼットいっぱいの服や鞄や靴だけだった。運よく経済雑誌でコラムを書く仕事にありつくが…。

 

ミニマリストの多くが、一度マキシマムな暮らしを経験し、そこから脱却し(ある意味反動のように)シンプルかつミニマムな生活にシフトしていく。それまで購入した物は地層になりこそすれ、血肉にはならない。それらは私を助けてはくれない。

レベッカのように大量の衣服はクローゼットを圧迫し、まるでシャワーのごとく彼女に降りかかるほどあるというのに、それはなんの助けにもなっていない。こんなにも服があるのに、まだ足りない。このワンピースに合うのは…このルブタンに合うのは…のエンドレスループ。少々満腹感を覚える。

 

この映画で私が注目したいのは「お買いもの中毒」であることで、レベッカは夢も、恋も、仕事も、家族の人生も、そして親友も、そういったもの全てを一度失う もしくは失いそうになる。0に近い状態になってしまったからこそ、必要なものがわかるというのはよく聞く話。最終的にレベッカが選択したものは、ミニマリストがよくあげるようなことなのだが、それをこんなに以前(2009年)に既に映画化していたらしい。

 

作中、自分が持っていたものをオークションにかけるシーンがあるのだが、あのシーンがとても印象深い。手放すことへのためらいや、ゆらぎ。簡単にそういった中毒症状がぬけだせるはずがない。そういった細かい情景が個人的には好きである。この映画はそういった細かい「好き」なシーンがとても多いように思う。私自身に響くからかもしれない。断捨離したくなる映画とか、自分磨きをしたくなる映画、とかいろいろあるだろうが、これは自分のお買いもの習慣を見直したくなる映画になるのだろうか。

 

30年以上生きてきているが、いまだに上手にお買い物ができない。収支のバランスもよくない。娯楽品に関しては、普段は控えているが、どうしても旅行先やちょっとした気のゆるみで無駄使いをしてしまう。特に100円均一は魔境である。どうしたものか。100%買わないというのでは生活に張りがないので、財布のひもは適度に緩め、適度に絞めていきたいもの。

最近は捨てきった感があり、周辺の見まわしをできていないので、また時間を作って家中の掃除をしなければ。常に身軽でありたい。