3月某日。島根にお邪魔した。あいにくの雨ではあったのだが、よき旅ができたので記録として残しておこうと思う。
島根には数年前から行きたいと思っていた。出雲大社に行ったことはこれまでにもあったのだが、きちんとした参拝方法も知らずに伺ったので、失礼があったように思う。それから数年後、TV番組で出雲大社の参拝方法が特集されており、それ以来行き直したいと思っていたのだ。
1日目は移動日。雨の中、玉造温泉に移動。到着後、周辺を観光する予定ではあったのだが、あまりに雨が強いので、お宿でゆっくりすることに。部屋も大浴場も広い。サウナも完備されているので、久々に汗をかくこともできた。何よりお料理も美味だった。
2日目、雨も随分と弱まり小雨程度に。折角なので玉造温泉の温泉街を散策することに。
玉造温泉といえば、勾玉であろうか。あちらこちらに勾玉があった。
姫神広場には足湯が。
少しひんやりとする中で、ぬるめの足湯につかると、体の内側からぽかぽかするようだった。足湯の効果かは不明だが、後程足をみると肌がツルツルになっていた。
どんどん橋。見た目以上に細く感じる橋。中腹のあたりは少々怖い。
玉作湯神社にて。家内安全無病息災をお祈り。
椿とコケのコントラストが美しかった。
温泉街の端から端まで歩いても20分くらいだろうか。お店もまだ開き切っていない早い時間であったのだが、それでも散策するのに楽しめた。前日の雨の影響で勾玉の小島は川に沈んでおり、うっすらと確認。川沿いにも足湯があるらしいので、それはまた機会があれば試してみたいと思う。
玉作温泉は昼前にあとにし、出雲大社の方へ。なんと、たまたまコナン電車に乗ることに。キッド様が華麗で素敵でした。
出雲市駅にてホテルをとっていたので、そちらに荷物を置き、駅内を散策。
出雲といえば白兎。あちこちにいて、可愛らしかった。
電車までの時間があったので、喫茶店でお茶を。桜モンブランなるものを頂く。桜の香りがちゃんとして美味だった。
満潮時はたぶん海に沈むと思われる弁天島。上部には祠と鳥居が。こちらの浜で砂を頂くことに。以前からこちらにお邪魔したかったので、スコップと専用の袋を持参して砂を頂戴。ありがたや。
出雲大社前駅→稲佐の浜→出雲大社までを歩くと結構な距離になるので、歩きやすい靴、動きやすい恰好がオススメである。
そしていざ出雲大社へ。
以前訪れた時は見逃してしまったところもきちんと参拝できて、満足。
ちなみに先ほど稲佐の浜で頂いた砂はこちらで交換することが可能。浜の砂を入れ、代わりに専用の砂を頂いて帰るという仕組み。頂いた砂は我が家は盛塩のように皿に盛って、玄関とリビングのスペースに飾っている。悪い物が入ってきませんように。
出雲大社といえば、やはりこの大注連縄だろうか。
でかい。この下の円部分をこんなにも綺麗にカットできるのがすごい…と感嘆。大注連縄を作成するニュースなどを見ると、圧巻である。
勾玉をもつ、うさぎ
出雲に来たら頂きたいと思っていたのが、この出雲そば。頂いたのは割子三段。まず一番上の段に薬味とツユをかけて頂く、残ったツユを次の椀にかけて薬味を追加し…と繰り返していくらしい。少々堅めのソバにツユが絡んで美味だった。
一緒に注文したのが、出雲ぜんざい。甘すぎず、餅もいい具合だった。
そこからまたしばらく歩いて旧大社駅へ。残念ながら駅舎は改修工事中…中を見ることは叶わず。
ただ周辺が公園のようになっていて、駅のホームや汽車などは観ることが可能だった。
線路にロマンを感じるタイプの私。レトロでこれはこれで良きだった。
2日目は出雲周辺を観光するということで移動距離が結構な距離に。2万歩以上歩いたので足がなかなかにパンパンになった。
3日目は帰宅日。岡山駅で購入した駅弁「いいどこ鶏弁当」が本当に鶏づくしだった。鶏好きにはたまらない一品だった。
玉作湯神社で願い事をした 叶い石
出雲大社の参道で購入したウサギの箸置き。
前回の名古屋旅行の際、新幹線に乗ると乗り物酔いすることが判明したため、今回の旅行では常に窓際で外を見れるように配慮して頂いた。読書ができないのは残念ではあるのだが、代わりに景色を観るのがとても楽しい時間だった。分水嶺に気が付いたり、場所によっての開花の移ろいを見つけたり、桜も少しずつ開こうとしている姿を観るのも有意義な時間であった。
長年の念願であった出雲大社参拝が叶って嬉しい限りである。まだまだ行きたいところはたくさんある。短い人生の中、少ない予算ではあるが、様々なものをみて、触れていければいいと思う。次は、どこへ行こうか。