より よく・ピーターラビット展
幼少の頃。薄ぼんやりとした記憶ではあるが、ピーターラビットシリーズを数冊読んだのを覚えている。その中でも何故か印象に残ったのは、猫がネズミに簀巻きにされて、食べられかけるというショッキングな内容だった。調べてみたところ「ひげのサムエルのおはなし」(福音館書店)だったらしい。
それくらいの記憶の中、以前ピーターラビットが実写映画されたようで、それも1.2両方観た。なかなかにバイオレンスというか、まるでホームアローンのようなピーターに驚愕したのだった。まぁそもそも何故観たのかというと、そういう噂を聞いていたからであるが、想像の上をいくバイオレンスさだったのだ。それ以来、実写映画のことを我が家では「バイオレンス・ピーターラビット」と呼んでいる。あれは我々が幼少の頃にみていたピーターラビットとは別物なのだ…猫がネズミに簀巻きにされて食べられかけたとはいえ。
そんなわけで我が家ではピーターラビットはちょっとしたネタ的な存在に扱われているのだが、それもいかがなものか。きちんとしたピーターラビットをみようではないか、ということで行ってきた。展示内容のネタバレを含むので、これから行かれる方はご注意願いたい。
あべのハルカス ミュージアムで行われている ピーターラビット展。
(写真は当然であるが、可能エリアでのみ撮影している)
まずお出迎えしてくれるのは、ピーターラビットの世界の地図。
マグレガーさんに追われるピーターが可愛い。
いくつかのブースにわかれて構成されていて、作者のビアトリクスがうさぎをデッサンしたものがまとめられていたり、挿絵として描かれたイラスト、「ピーターラビットのおはなし」、日本におけるピーターラビットなどなど。どれもとにかく絵が可愛い。
ところどころに写真可能エリアがあるといった構成。こいった写真可能な展示は「ピーターラビットのおはなし」の絵本に出てくるシーンを再現したもの。お母さんウサギがピーターの服を整えるこの展示、とても可愛い。というかお母さん、めっちゃかわいい。
マグレガーさんの畑に侵入するピーター。写真ではわからないが、微妙に可動してる。しっぽがたまらなく可愛い。ウサケツかわいい。
ラディッシュを食べるピーター。とにかく可愛い。ポリポリしてる映像もたまらなく可愛い。
マグレガーさんの畑から逃げ出すことができなくて泣くピーター。
服を案山子にされる。実写映画ではこれが回収されるところから始まるわけで、そのすぐあとにマグレガーさんは……なので、あぁなんとも言い難い。
超巨大バースデーケーキ。180cmくらいあるらしい。よくみると、お父さんのパイとかが飾られている。
最後の撮影スポット。
このあとがグッズコーナー
これだけ収穫。
クッキー缶、マスキングテープ、チロルチョコ、ポストカード6枚、ガチャガチャ1回
たぶん当たりのピーター
なかなかかわいい。
こうしてあまり絵本を読んでいない私が行っても楽しむことができた。これを機会に絵本を読んでみてもいいかもしれない。一つ残念なのは、ビアトリクスが描いたウサギのシンデレラの絵のポストカードがなかったこと…。とてもかわいかったので、ぜひ欲しかったのだが…まぁ仕方がない。
そういえば日本におけるピーターラビットについての展示にて、昔とある雑誌に掲載されていたピーターラビットを拝見した。NDLあたりで公開しているだろうか…みてみたい。そのあたりも機会があれば集めてみてもいいかもしれない。